海底遺跡とハンマーヘッドシャーク!日本最西端の地・与那国島でダイビングを楽しもう。

はるか古代、1万年前に作られた建造物ともいわれる『海底遺跡 』。
カナヅチのように横長で頭でっかちなサメ『ハンマーヘッドシャーク』。
そして、『渡難(どなん)』と呼ばれる荒くれた海。

日本最西端の地にしかない光景を求めて、与那国島でダイビングしてきました。

 

ハンマーヘッドシャークと古代人の作りし遺跡。

 

日本の西の果て、与那国島でのダイビング。
海底遺跡とハンマーヘッドシャークが名物の島ですが、どちらも流れの強いポイントとなっています。

 

まずは潮の流れが弱い場所で、海に慣れるためのダイビングを行いました。

青い光に癒される。馬鼻Wアーチ。

 

わさわさとイソバナが開く岩場でのダイビング。
濃いブルーの海中に、真っ赤なイソバナが映えますね。

 

さらに水深を下げて、洞窟のようなポイントへ向かいます。
海底まで届く強い太陽光が作り出す、サファイアのような輝き。
うっとりする瞬間でした。

 

 

 

大物が出るか成果なしか。ギャンブル・ダイビングな西崎。

 

2本目からはハンマーヘッドシャーク狙い。
日本最西端の碑がある『西崎灯台』の沖で潜っていきます。

 

海から見る西崎灯台。

 

西崎はハンマーヘッドシャークやバラクーダ、イソマグロなどの大物が回遊するポイント。
1カ所にお魚達が留まっているわけではないので、タイミングが悪いとただひたすら海の中を進んでいくだけで終わってしまうんです。。。

 

今回西崎には2日間で4回潜りましたが、写真に残せるくらい近くでハンマーヘ
ッドを見れたのは1回きり。
よく見ると遠くに影があるなー?と確認できたのも1回。
あと2回は、まったくお魚がいない大はずれでした!

 

なかなかエグい確率ですね。

 

ハンマーヘッドの群れ。
運がいいとうじゃうじゃ100匹以上泳いでいる姿がみれるとか……。

 

バラクーダの群れもいました。
ワイドレンズでも収まりきらない魚影。
迫力満点の姿に圧倒されましたね。

 

 

アップで撮ったバラクーダ。
身がひきしまっていておいしそう。

 

人工物?自然の産物?不思議な海底遺跡。

 

4月に入り、ぽかぽかした陽気の与那国島。
南風も吹き出し海底遺跡には行きづらいシーズンとなってきましたが、風が止んだタイミングで潜ってきました。

 

遺跡への入り口。

 

『城門』と呼ばれる、人1人入るのがやっとな穴をくぐっていきます。

 

目の前には、巨大な岩盤に挟まれた2枚の岩。
自然にできたとは考えにくい代物ですね。

 

『メインテラス』と呼ばれるだだっ広い空間。

 

きっかり直角になっている石壁。

 

階段のようなもの。

 

カメの形をした『カメ岩』。
これもまた、自然にできたとは考えにくいオブジェですね。

 

引きで撮った海底遺跡。

 

ちなみに、体験ダイビングでも海底遺跡へ行くことができます。
(西崎はライセンス持ち限定)

 

グラスボートやシュノーケリングでも見学可能ですが、目の前で見るのと水面から眺めるのでは迫力が違います。
1月から4月と水温が低い時期にしか行きにくいポイントですが、みなさんもぜひ1度潜ってみてください。

 

今回使ったダイビングショップ。
ダイブ後お風呂入れるしランチおいしいし潜るポイントまでも近いですが、既にライセンス持っている人向きのお店ですね。

 

体験ダイビング・海底遺跡コースのあるお店。
http://yonagunidiving.com/sp/

与那国島への行き方・宿やダイブショップを選ぶ際の注意点。

与那国島への行き方。

与那国島へ行くなら、飛行機かフェリーに乗らないといけません。

 

1日1便出ている那覇発着の飛行機。
朝・昼・夕方と出ている石垣島発着の飛行機。
もしくは週2便出ている石垣島からのフェリーに乗って向かいます。

 

ただ、那覇発の飛行機は片道2万円とちょっとお高め。
フェリーだと便数少ないですし、4時間ほど荒れ狂う『渡難』の海を進まないといけません。
与那国島まで40分で着きますし、石垣島から飛行機に乗っていくのが一般的ですね。

 

ここで気をつけておきたいのが、交通機関の問題です。

空港と集落を結ぶ路線バスはありません。
あらかじめ宿泊先に送迎を頼んでおくか、レンタカーを借りて動く必要がありますね。

 

石垣→与那国便は左側にあるA席。
逆に与那国→石垣便は右側のF席に座るといいですよ。
険しい崖と濃いブルーの海が織りなす与那国島の絶景が眺められます。

宿泊先とダイビングショップを選ぶ際の注意点。

 

与那国島のダイブショップは、『与那国ダイビングサービス』『ダイビングショップあーびゃん』『ダイビングサービスマーリン』『サーウェス与那国』の4軒です。

 

  • 与那国ダイビングサービスと民宿よしまる荘。
  • あーびゃんとエデンの幸旅物語。
  • サーウェスとホテル入船。

 

といったように、宿とダイビングショップが併設しているパターンが多いです。
ショップ併設の宿泊まったけど、実際ダイビングするのは別のお店……というのは気まずいですし、宿泊先選ぶ際は気をつけてくださいね。

 

また、与那国島は3つの集落に別れています。

 

メインの『祖内』地域はともかく、日本最西端の碑がある『久部良』地域やDrコトーのセットがある『比川』地域では3・4軒ほどしか食事所がありません!
小さいお店ばかりですし、あっさりと、満席でどの店にも入れない事態になったりします。

 

夕食付きの宿を予約するか、客が自由に使える台所完備の宿に泊まるか、そもそも祖内地区以外の宿は選ばないでおくか……宿選びは慎重に行ってくださいね。

 

今回久部良地区で3泊しましたが、お魚メインの居酒屋は連日満席。
焼き肉屋行ったり宿で自炊したりして夕飯済ませていました。

 

 

日本最西端の島でのダイビング。
ライセンスなくても体験ダイビングで潜れますし、みなさんも一度行ってみてはいかがでしょうか?

 

 

では、今日はこのあたりで。